夜勤による疲労と上手く付き合うためのコツ

病棟で働く看護師の勤務は、夜勤があることが多く、不規則な睡眠を強いられることになるので体調を崩しやすい。夜勤のときは仮眠が認められているが、急患がいると夜通し起きていなければならないことも少なくないようだ。しかも、夜勤明けの日は休みになるのが通常だが、昼夜が逆転するシフトが不規則に続くと体に負担がかかってしまう。さらに、2交代制のシフトでは夜勤が16時間にも及ぶため、健康管理をしっかりしていないと、疲労はどんどん蓄積されてしまうのだ。

そこで、体力を維持し、狂いやすい睡眠のリズムをもとに戻すために、まず食事を規則的に取ることをおすすめしたい。深夜に空腹になったからといって、過剰に間食を摂るのは避けよう。特に胃にもたれるような消化の悪いものは好ましくない。消化器官に負担がかからないように、スープのような消化の良いもので凌ぐべきだ。それから、食欲がないときでも、自分で決めた食事の時間には、軽く何かを口に入れるようにしておくこともポイントだ。規則正しく食事をすると、それだけでも体内時計が狂うのを防げる。

また、夜勤明けに日光を浴びるとセロトニンが分泌されるので、疲れていても眠れなくなってしまう。帰宅して睡眠を取る場合には、日光を浴びないように日傘を差したり、サングラスをして帰宅するようにして、暗くした部屋で眠るようにしよう。そして、睡眠を取った後に日光を浴びるて体内時計をリセットしてほしい。このような工夫をして体内時計を正常に維持できれば、夜勤による疲労は随分軽減できるはずだ。